当院は、1924年(大正13年)、私の祖父である初代院長の鈴木 篤真が麻布区新堀町に外科の「古川橋医院」を開業したのが始まりで、その後、入院設備及び診療科目を拡大した「古川橋病院」となり、1951年(昭和26年)に「医療法人財団 厚生会」を設立致しました。
立て替えの際に何度か移転しましたが、場所はすべて南麻布で90年以上地域に根ざした診療を続けております。
当初は、外科や手術を中心とした病院でしたが、近年、港区も高齢化や核家族化が進み、高齢の方が安心して暮らせるための生活支援や病気の治療に限らず、その前段階である予防の重要性が増しております。そこで私が院長に就任した1998年、病院の改築に合わせて退院後のリハビリ等、介護を必要とする高齢者の自立を支援するための介護老人保健施設「ルネサンス麻布」を併設致しました。また生活習慣病予防や保健指導、各種健康診断、人間ドック等を行う「健診センター」を併設し、2010年には、要介護になる方を少しでも減らすことを目的として介護予防訓練施設「EXE(エクゼ)麻布」を始めました。
さらに当院で長年通院していた患者様から「足腰が弱って通院が難しいので往診してほしい」とのご要望があり、10年ほど前より訪問診療を開始しております。
最初は、私と看護師長の二人で徒歩にてお伺いしておりましたが、次第に訪問宅が増え現在では私の他に3名の医師と4名の専属スタッフがおり、200人以上の訪問診療を行っております。
港区には、多くの名だたる大病院が有り、日本全国から患者様が集まって来られますが、当院は、地域に密着した病院として大病院とも連携を図りつつ、急性期疾患の患者様から回復期でリハビリを要する患者様の入院治療も行っております。さらに当院の特長として介護老人保健施設が併設されていることから患者様の病状により入院が長期になり帰宅が難しい場合は、継続して介護リハビリや介護支援の提供を行いご利用いただくことが可能です。
自宅に帰られた患者様で外来通院が難しい患者様には、訪問診療の他に訪問リハビリ等、在宅医療も充実しているところから患者様のニーズに合わせていろいろな医療と介護サービスが提供できることが当院の強みであります。
これからもスタッフ一同と共に地域の皆様が安心して通えるかかりつけの病院として、患者様に満足頂ける質の髙い医療と介護サービスの提供を進めてまいります。
医療法人財団厚生会 経営理念
- 私たちは、地域の皆様に信頼される真心のこもった医療、介護を行います。
- 私たちは、患者様、利用者様が安心して命を託せる良質の医療を提供します。
- 私たちは、患者様、利用者様が快適に過ごせるサービスを提供します。
- 私たちは、職員の一人ひとりが幸せでやりがいと夢を持てる職場を目指します。
医療法人財団厚生会の歴史
大正13年10月 | 麻布区新堀町(現在の港区南麻布)に外科古川橋医院を開設 |
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昭和6年6月 | 麻布区新広尾町(現在の港区南麻布)に病棟25床の古川橋病院新築 |
昭和23年10月 | 内科・産婦人科・整形外科を併設 |
昭和26年6月 | 医療法人財団厚生会「古川橋病院」となる |
昭和30年10月 | 結核病棟50床を増設 |
昭和39年11月 | 港区南麻布の現在地に病棟90床の病院を建設移転 |
平成11年4月 | 病院の新築、健診センター新設、及び老人保健施設「ルネサンス麻布」開設 |
平成19年7月 | 「居宅介護支援事業所麻布」開設 |
平成22年4月 | 介護予防機能訓練施設「エクゼ麻布」開設 |
平成24年5月 | 「アミティ麻布訪問看護ステーション」開設 |